風呂敷の可能性を探る

デザイン&アート

背景

今回は『風呂敷』という伝統文化について、
説明していくよ。

風呂敷にはどのような魅力があるのだろう?

また伝統文化を普及するには
どのような工夫がいるのだろう?

それらについて、
オムが訪問した風呂敷のお店を通じて、
説明していこうと思う。

若い人やと、
風呂敷のこと、
あまり知らない方もいるかもしれないね。

でも、これからの内容を見てくれると、
風呂敷の魅力を
少しでも知ることができると思うんだ。

まずはオムが風呂敷に興味を持つようになった
キッカケを軽く説明するね。

なぜ風呂敷に興味をもったか?

実はね、オムは休日に、
お寺や神社で座禅をするから、
「座布団」を持ち歩いていることが多いのだ!

それを持ち運ぶバッグが欲しいんだけど、
大事なものだから、
置き忘れないように他の人が持っていないような
ユニークなバッグがほしいのだ!

そこで、
風呂敷に興味を持った理由なんだけど、
以下の2点を魅力に感じたからだ!

①座布団と風呂敷という
和風の組み合わせがマッチすること

②柄のデザインが豊富であること

このような理由で、
風呂敷に興味持ったオムは、
専門店へ足を運ぶことにしたのであった。

風呂敷専門店(むす美)の雰囲気

図1)むす美(京都店)

今回、京都にある『むす美』という
風呂敷の専門店に訪問した(図1)。
そこは、風呂敷の販売だけでなく、
その商品開発も手掛けているようだ。

店内の雰囲気だけど、
全体を見渡せられるほどスッキリ整理整頓されており、
落ち着ける空間であった。
壁には色んなデザインの風呂敷がズラリ!
さらに天井にもブラ下がっていたのだ!

ブラブラしながら商品を拝見していると、
店員さんから声をかけてくれた。わーい(^∀^)
商品の説明を受けながら、
風呂敷の最近の技術を教えてもらったのだ。

風呂敷の素材と応用性

生地に対する付加価値

店員さんの話によると、
風呂敷は水も運べるようである。
ただし防水ではないので、時間が経つと染み込んでいくようであった。
おむはその機能に興味があったので、こう質問してみたた!

おむ「生地に薬剤がコーティングされているんですか?」
店員「はい、生地の素材であるポリエステルに対して、
撥水性のある薬剤をコーティングしています。
それだけでなく、糸の密度を高くしているので質感も違います」

さて、実際に触れてみると、
表面はツルツルで滑らかな感触が伝わってきた。

そして、表面を観察すると
一本一本が区別できないくらい糸が密接しており、
薬品による効果だけでなく、
糸密度も防水機能を高めているのだろうと感じた。

観察することで、
より一層、風呂敷の魅力を知ることができたのだ。

風呂敷の応用性

今ではこの機能を活かして、
リュックを風呂敷で覆うことで、
雨対策にもなるようだ。

一例として、
クジラのデザインのもので
実演してもらった。

完成したものを見ると、
風呂敷の中にリュックが
丁度良く収納されるだけでなく、
クジラのデザインがちゃんと
背後から見えるようになっていた。

おむはそれを見た瞬間、こうコメントした。
おむ「雨が降った方がクジラが元気になりそうですね」
おむのコメントに店員さんも笑顔を浮かべていた。
とても可愛い笑顔であった。

このように、
風呂敷は形を変えて、
多様なモノを包めることが特徴的である。

図2)ビン2本 包む


お弁当箱用として使用したり、
ビン2本を包んだり(図2)、
バッグになったりと、
柔軟に変形できるところは
オムも大きく関心した。

他にもユニークなデザインがあって、
「ひょっとこ」「おかめ」などが
デザインされていた。

結び方によって、
見える柄が異なってくるようだ。
風呂敷というのは古風なイメージだが、
このお店ではモダン風、
つまりレトロなデザインをポップにして
現代風にアレンジをすることで、
老若男女問わず受け入れられるように
工夫をしているようである。

モノを理解する上で大事なこと

ここまで読むと風呂敷に対するイメージが変わったかな?
オムもあまり風呂敷のことを知らなかったから、
このお店と出会って、風呂敷に対するイメージが変わり、
その応用の広がりを感じた。

しかし、言葉で説明するだけでモノの魅力というのは伝わらないと思う。
想像を膨らませることはできるかもしれないけど、
実感がわかないよね。

最後に言いたいことは、
実際のモノに触れてみることだ。
このお店では、風呂敷の魅力を知ってもらうために、
実際に手を動かして、制作をするイベントを開催しているらしい。
実際のモノに触れることで、
素材の質感や制作工程に興味が出てきて、
風呂敷に対しての愛着がますます湧いてくると思うよぉ〜!

ぜひ、君も風呂敷の世界を体験してみてね!

まとめ

①風呂敷は形を変えて、多様なモノを包めること
②伝統文化を普及するには、レトロなデザインを現代風にアレンジをすること
③モノを理解するには、実物に触れてみること