オムとスポーツバイクとの出会いとは?
オムは、ママチャリぐらいしか乗った事がなく、
自転車の知識はほとんどないのだ。
スポーツバイクって何それ?という
レベルである。
そんなオムであるが、
あることがキッカケで、
スポーツバイクに対して価値を感じるように
なったのだ。
何がキッカケで興味を持ったかと言うと、
ある人の一言である。
「今、生きることを何となく過ごしていて、
無気力な人々が増えてきた。
これは人間がすることを
機械やコンピュータがしてしまうので、
人間が体を使うことが少なくなってきたからだ。」と。
オムはそれを聞いてから、
趣味のお寺巡りについて、
自力で走る自転車で達成することに
価値を感じ始めたのだ。
今は移動手段は多用だが、
自力で移動することにこだわることで、
豊かであるが故に忘れかけていた大切なモノを発見できると思ったのだ。
スポーツバイク店
まずオムは
株式会社きゅうべえ 二条店に
足を運ぶことにした。
ここは通常の自転車やスポーツバイクといった
幅広い種類が置いてあるようである。
お店への行き方は、
まずJR二条駅の改札を出てすぐに、
BiVi NIJOという
アミューズメント施設がある⬇️(図1-1)
そこを矢印の方に歩いて、
角を左に曲がってしばらく歩くと、
小さなお堂を発見した(図1-2)。
お堂の中にはお地蔵さんが見えた!このように街中にはお地蔵さんが
多く見受けられることが多いんだけど、
その理由は、車輪の回転のように無限に生死をサイクルする6つの世界で、
人々を救うことをお釈迦様から頼まれたと言われているんだ。
詳しくは、お地蔵さんって何だろう?
を見てみてね。
両側のお花が生き生きとしているのは、
日々、手入れをしている人達が
いるってことだろうね。
今も昔もお地蔵さんは市民から
愛される存在なのだ。
オムはお堂の前で、
今後始まるサイクリング生活に向けて、
交通安全を願うこととした。
そのお堂の先を少し歩くと、
やっと、きゅうべえに到着した⬇️(図1-3)
きゅうべえ二条店
お店を入ってすぐに、
女性の店員さんが声をかけてくれた!
アットホームな感じやったので、
「これは色々聞いてみよ♫」って気持ちになり、
おしゃべりを始めたのであった。
オムはフラットバーハンドルの
クロスバイクの方が慣れているし、
スポーツバイクの中でも安いので、
(安いと言っても6万円近くするが)
クロスバイクにしよかと予定していた⬇️(図2)
しかし、店員さんが言うには、
目的に合ったタイプを選んだ方がいいようだ。
西国三十三所の巡礼において、
必要とする自転車の性能は、
下記を満たしたものが良いとオムは考えた。
1.長距離の走行が可能
2.オンロードとオフロードを走行が可能
3.荷台を付けて荷物を乗せて走行が可能
1は、総距離が岐阜から和歌山間といった
約1000Kmに及ぶので、
体への負荷が少なく、
スピードもある程度は必要となる。
2は、整備された道路(オンロード)や
整備されていない道路(オフロード)を
走行するので、太いタイヤが必要となる。
3は、長旅となるので、
着替えや水分補給具などの荷物を
乗せる必要がある。
この3つを満たしたタイプとして、
グラベルロードという結論に至った。
そこで、
グラベルロードの実物を
見せて欲しいと聞いたが、
ココのお店にはそのタイプはないとの
ことであった。
そこでオムは
グラベルロードが置いてあるお店に
行くことにした。
y’sRoad(ワイズロード)京都店
ワイズロードは
スポーツバイクの種類が豊富にあるので、
オムのお目当てであるグラベルロードが
発見できると期待した!
京都店はJRや地下鉄を利用して、
歩いて10分くらいで着いた。
そしてキョロキョロ店内を見渡していると、
グラベルロードを発見したのだ⬇️図4
これはFELT製 BROAM60である
値段12万円を超えてはいるが、
2020年モデルなので、
定価より10%引きであった。
これでもグラベルロードの中では
価格は低い初心者用らしいが、
クロスバイクの倍の値段やん!
グラベルロードの高い相場に、
改めて驚いた!
オムはFELT製の自転車を候補として、
後日、現金を用意して再来店することとした。
ワイズロードに再来店
オムはFELT製のものを買う予定だったので、
自転車部品も買うことを想定し、多少多めに
現金を下ろした。
そして、再びワイズロード京都店に訪問した。
お目当てのFELT製 BROAM60が置いてある所へ
店内を歩いて行くと、
新しくオムの目に留まったモノがあったのだ。
それがこれである⬇️(図6)
オムがCANNONDALE製 TOPSTONE4に
興味を持ったのは、色であった!
アルパインカラーという光沢感のあるブルーが、
これからの旅に向けて
輝かしいスタートを切るのに
ふさわしいと思ったからだ。
ただし、値段が定価のままで、
12万9800円である。
その値に深く悩んでしまった。
FELT製に比べて1万円以上高い、、、
予算を超えてしまうことに
しばらく考え込んだ。
FELT製にすれば、ういた1万円で
自転車の周辺部材(ライトとか)に対して
費用を回せるのである。
しかし、1万円をプラスして
自転車本体に使ってしまうと、
今月の生活費が危うくなるのである。
オムはココで知恵をふりしぼった。
「長く使うんだから、
気に入った自転車に乗った方がよいのでは」
というのも、
生活が潤っていなくても、
好きな事をしている時の自分が
輝いていれば、
人生を楽しめると思うのだ。
そう考えた瞬間、
プラス1万を予算に上乗せすることに
決意したのであった。
店員さんにCANNONDALE製 TOPSTONE4の方を買いますと伝え、お会計をした。
オムは現金13万円を出した。
以下、店員さんとのやりとりである。
店員「現金とは、
本日、購入予定だったのですね」
オム「はい。しかし、別のメーカーのモノを
予定していたんですけど、途中で気持ちが変わっちゃいました(笑」
店員「あ、そうですか(笑」
店員さんも購入当日のオムの気持ちの変化に
驚いた様子であった。
オムは残り少ないお金で、
「空気入れ」と「メンテナンス用スタンド」を
追加で購入した。
財布の中身がすっからかんになった状態であったが、
気持ちは明日を向いていた!