概要
商品をお客さんに買ってもらうようにするにはどうすればいいでしょうか?
そのヒントはロウソクです。不思議に思われるかもしれませんが、これからお客さんが商品を選択する心理を紐解きながら説明していきます。
お客さんが購入をためらう心理についてはコチラも参照して下さい。
何を買いたくなったか?
オムの愛用するapple製のワイヤレスイヤホン
がとうとう片方から音が出なくなってきたわ。
そろそろ買い替え時かぁ⬇️図1
さぁてと次はどのタイプにしようかな、、、
無線ワイヤレス、骨伝導、、、
いろいろ種類があるし迷うな~
ネットの情報もあるけど、
ホンマどれがええんやろ?
そこでオムはヨドバシカメラで
実際に調査することとした。
ヨドバシカメラで調査
まずはイヤホンコーナーで
骨伝導イヤホン(骨伝導型)から
調査することにした。
骨伝導型イヤホンの仕組み
頭蓋骨に振動がヒビいて
脳へ伝わる感じやな⬆️図3
図を見てわかるように、
耳が塞がっていないので、
周囲の音も聞きとることができる。
AfterShokz製の商品が
ズラリと並んでいる⬇️図4
試聴してみると、ぉお!聞こえるわ。
いったん耳から外してから、
ボリュームを大きくして
手で触ってみると振動を感じるわ。
この振動が頭蓋骨に響くねんな。
ん、何か音漏れしてへんか?
通常ワイヤレスイヤホンより
響くぞコレ。周囲への騒音、大丈夫かな。
そんな感じで悩んでいると、
店員さんが声をかけてくれた😄わーい🎶
オムは早速、音漏れについて質問した。
AfterShokz製とBoco製の違い
店員さん曰く、
音漏れは音量を大きくすると
周囲に聴こえるようだ。
オムはサイクリング中に使用するんで、
周囲の音が聴き取れるタイプを
求めていること伝えると、
店員
『それなら用途に合う方がいいですよ。
AfterShokzというメーカーは
スポーツに特化した製品開発をしてるので、
この骨伝導型は耳に引っ掛けれて
安定するんですよ』⬇️図5
オム内心
『やっぱりスポーツに特化した方がいいよなぁ。
デメリットあるかもしれへんけど』
店員
『ただし首周りにも
フレームが付いているので、
それが運動中に気になるようであれば、
他のメーカーもあります』
そこで
Boco製_PEACE TW-1(¥15550税込)を紹介された⬇️図7
店員
『こちらは耳に挟むタイプなので
フレームがありません。
さらにコンパクトに収納できるので、
携帯に便利ですよ』
店員さんの話は理解できるのだが
どちらにもメリットがあるし迷うわ。
Boco製やとコンパクトサイズやから、
メリット大きいしな。
色々な雑念が頭の中で迷いながら、
呼吸を整えることに意識を集中し、
愛車を乗り回す光景を
想像し始めた⬇️図8
見渡す限りの青空、
スカイブルーの下で、
ミュージックを流しながら、
爽快に走り抜ける愛車の姿を。
もし、その途中に
イヤホンがポロッと外れ、
地面に叩きつけられるとどうだろう?
そぉなると、イヤホンが痛むし、
愛車を止めて拾わないといけない、、、
その姿は美しくない😓
爽快な気分から一気に
気持ちがなえてしまう。
そのような光景を想像したとたん、
耳から外れにくいAfterShokz製の
方に興味が移っていった。
AfterShokz製の各グレード
次にAfterShokz製の各グレードをまとめてみよう。
Aftershokz製 AEROPEX(¥19990税込)
⬇️図9
本体のフレームや骨伝導部が小さく、
装着時の耳元の感触が心地よい。
しかも値下げしてるやん。
(図9)Aftershokz製 AEROPEX[/caption]
Aftershokz製 OPENMOVE(¥7370税込)
⬇️図10
本体のフレームや骨伝導部は
AEROPEX品より大きいので、
耳元の負担が大きい。
値段が2倍近く違うなぁ、、、
骨伝導型は初めてなので、
安い方から試してみようかと考え始めた。
もし骨伝導型が自分に合わなければ、
耳の中に入れるタイプ(インナー型)を買えばいいし。
すると店員さんから
「AEROPEX品は高いですけど、それなりの価値はありますよ」
それを聞いてますます悩みの種が成長した。
たしかに使ってみて骨伝導型が合えば、
つけ心地の良いAEROPEX品の方が快適であろう。
ココで愛車の姿をまた思い浮かべた。
音速の周波数を耳で感じながら、
高速で車道を走り抜ける愛車の姿を。
この時に耳元が心地悪いと
ストレスになると確信した!
それは避けなければいけない❗️
モヤモヤした頭の中で、
一寸の光✨が差し込んだ!⬇️図12
オムの手元には
AEROPEX品が握られていた。
もぉ迷いはない。
幸いにもブルー色の在庫があったので、
それを選択した。
ブルーのイヤホンと
スカイブルー色の愛車は
相性がバッチグーだ👍
これまでの店員さんのやりとりから、
オムがどのように製品を選択したのか
分析してみた。
商品の勧め方と購買心理
消費者がどんな状況で使用するか?
どんな性能を求めているか?
予算はいくらか?
これらを知れば、適した商品を
勧めやすくなるだろう。
しかし質問すれば答えてくれるだろうが、
たいていは漠然としていることが多いので、
質問の仕方を工夫する必要があると思うねん。
そのやり方は次の通りである。
今回だと首元にフレームがあるタイプと
フレームがないタイプの選択の場面である。
これらはデメリットとメリットに分けながら、
商品を紹介すると良いだろう。
この商品だと〇〇のメリットがありますが、
〇〇のデメリットがあるので、
他のタイプはそのデメリットを改善できます。
というような流れである。
この過程で①のニーズがだんだんと
消費者の口から出てくるだろう。
「こっちの方がイイかも」とか
つぶやいたらソコをもらさずに
拾い上げればよいのである。
選択肢を増やすと消費者が
悩んでしまうと思われるが、
商品を選ぶのも実は楽しみの一つである。
あたかも消費者自身が製品を選んでいるという感覚が購入意欲を増すんちゃうかな
一品しかなかったら、面白くないしな。
ココで重要なことは、
選択肢が多すぎてはいけない。
最適な数は3つである。
多すぎると混乱するからさ。
今回のケースでは、AEROPEX品とOPENMOVE品で迷っていた時、前者の方がコストに見合うだけの価値があるとのアドバイスがあったので、オムとしても決断がしやすかったのである。
消費者が一歩を踏み出すキッカケを作ることが大事かもね。
これら②③の選択と集中を
繰り返し行うことで、
消費者のニーズを探ることができるので、
適したアドバイスがしやすくなるだろう。
このように店員はサポーターであり、
主役は消費者であることを忘れないで根気よく商品を勧めよう。
各種イヤホンの特徴については、
以下を参考にしてね。
各種イヤホンの特徴
気導ワイヤレスイヤホンの特徴
・メリット
①コードがないので首周りがスッキリ
②収納ケースがコンパクトで携帯に便利
③音質良好
・デメリット
①周囲の環境音が聞こえない
②運動中に落としてしまう危険性
骨伝導イヤホンの特徴
・メリット
①周囲の環境音が聞こえる
②耳の中が蒸れない
③耳からイヤホンが落ちにくい
・デメリット
①音漏れしやすい
②低周波数領域が悪い(音質の問題)
③環境音と混ざってしまう→耳栓で対応
メーカー特徴
AfterShokz製→スポーツ用に特化
「骨伝導イヤホン+耳栓」の効果
福井大学 森幹男氏の報告によれば、
以下の研究結果が報告されている。
耳栓を装着した状態で
骨導ヘッドホン(骨伝導型イヤホン)を
用いた場合の方が、
気導ヘッドホン(インナー型イヤホン)を
用いた場合よりも、
単語了解度が高くなる傾向であることが確認できた。
このことから、周囲の雑音を遮断したい場合は、
耳栓の使用が良いことが納得できたし、
この方法を活用することにしよっと(^^♪
スターバックスでイヤホンを確認
チョコっと開封してみた
さてと、買ったばかりのAEROPEX品を
チョコっと触ってみよっか。
ヨドバシカメラから徒歩1分以内にスターバックスがあるから、
コーヒーを片手にチョコレートケーキを味わいながら、
製品を確認をすることとした⬇️図13
ケーキは濃厚なチョコとベリー系ソースの酸味がイイ感じに調和してたわ。ボリュームはズッシリ重たい感じやったから、女子やと半分ずつにした方がちょうどイイかもな。
さてと開封しよう⬇️図14_1
箱の中にはイヤホンだけでなく、収納ケースや耳栓も入っていた⬇️図14_2
耳栓もついていたので、福井大学 森氏の研究結果は実用的であることを物語っていた。
操作方法
操作方法をチョコっと図示してみたで⬇️図15
操作方法について
『+ボタン』『-ボタン』は音量調整用だが、
『+ボタン』を長押しすればパワーON、OFFが可能である。
ペアリング時(Bluetooth接続時)は5秒以上の長押しが必要となる。
『停止ボタン』は音楽を停止するだけでなく、
2回押せば曲送り、
3回押せば曲戻しが可能である。
曲戻しはうまくいかない時があるようだ。
素早く3回押すのがコツやけど、冬になったら、指が動きにくくなるし、改良が必要ちゃうかなぁ。
あと気を付けてほしいことは、
耳からイヤホンを外すときは
パワーOFFであることを確認しよう。
っというのもパワーONのままで収納すると、
充電が減っていくしな。
よくやってしまうねん。
東本願寺へ参拝
お寺の特徴
スターバックスで操作方法を確認した後、
徒歩5分の東本願寺へお参りをしよっかな。
東本願寺とは浄土真宗を開いた親鸞さんを
祀っているお寺である。
目的は買ったばかりの骨伝導型イヤホンで
音を聴きながら座禅を試したかったからだ。
数分歩いた後、到着した⬇️図16
境内に入ると目の前には
大きなお堂が2つドーンとあり、
阿弥陀さんが祀られた阿弥陀堂と、
親鸞さんが祀られた御影堂(ごえいどう)がある⬇️図17
どちらも中に入れば、
畳に座りながら拝むことができるので
座禅をするにはオススメのお寺やわ。
聖徳太子の掛軸の前に座るオム
阿弥陀堂はこちら⬇️図18
このお堂の中には
阿弥陀仏が真ん中に祀られており、
その周囲には聖徳太子や菩薩の掛軸が
飾られている(撮影禁止のようだ)
お堂の中に入り、
まずは阿弥陀仏を拝むこととした。
お経を唱えた後、
これまでの行いの反省と、
今後の方針をお伝えしてみた。
さてと、座禅を始めようと思ったが、
座禅をすると長時間居座ることになるし、
ココでやるのは適していないなぁ。
っというのも本尊の阿弥陀さんの前は
参拝者がよく集まるからな。
隣の聖徳太子さんが描かれた
掛軸の前でひっそりと座禅を
行うことにしよう。
ほんとに残念やけど、
撮影禁止やから写真がないねんなぁ。
聖徳太子さんの掛軸はその年齢によって
重要な出来事が起こっていることが多い。
例えば、八坂の塔には3歳像と16歳像が祀られており、
16歳時は父である用明天皇の病気平癒を祈った姿と言われている。
それでは東本願寺に飾られている掛軸はどうであろうか?
あとで、お坊さんに
その聖徳太子さんの年齢を尋ねてみると、
13歳であった。
その年齢時は、
用明天皇が仏教を信仰する時と重なるようだ。
それに影響を受けて、
聖徳太子さんも仏教を信仰することに賛成していたのだとフワァっと思い付いた。
ご存知のように聖徳太子は日本に仏教を普及させた方である。
その当時は、特定の宗教が定まっていなかった時代なので、
国の方針を1つに固めるため、
仏教を取り入れることは適していたのであろう。
掛軸を眺めながら、
日本の歴史の流れを振り返りながら、
意識を呼吸に乗せて、
座禅の準備を始めることとした。
音楽を流して座禅を試すオム
まずは、さきほど買ったイヤホンを装着しよう。
おそらく
座禅中に音楽を聞いていいのか?
と思われるけど、
心が平常になれればいいので、
そこにこだわる必要はないんちゃうかなぁ。
心をリラックスさせるには、
ヒーリングミュージックが良いだろう。
ヒーリングミュージックは、
脳波をアルファ波の状態にして
癒しや安心感などの
リラックス効果を期待できる音楽なので、
自己を見つめ、心身を平常にするには
適していると思うなぁ。
視線を再び掛軸に向けて、
聖徳太子さんから発するオーラを浴びた。
そのオーラから静けさと光が感じ取られ、
オムの体は包みこまれる感じであった。
ヒーリングミュージックと合わさることで、
まるでオムの魂は宇宙の中を
漂っているかのようやわ⬇️図19
呼吸に意識を集中させていくと、
しだいに宇宙の中へと魂が溶け込み、
一体化していった。
その感覚をしばらく続けていると、
何やら声が聞こえてきた。
「ここのお堂が阿弥陀堂です、、、」
その声はお坊さんで、
お客さんを案内しているようだ。
座禅に集中しながら、
耳をこらして聴いてみると、
お坊さん
「ここに祀られている阿弥陀様の方を見て下さい。周囲には金箔が貼られていることがわかります。これはお浄土の世界を表現しており、その世界は阿弥陀様から発する光が平等に皆に照らされているのです」とのことであった。
なるほど、
お寺は単に仏様を祀る所だけでなく、
仏教の世界観そのものを示していると、
思い始めた。
それは先日参拝した八坂の塔でも同様であった。
そこには五重塔があり、
宇宙を構成する要素を建築で表していたのだ。
話を阿弥陀堂にもどして、
さらにお坊さんは説明を続ける
「阿弥陀様のお隣には
親鸞様が尊敬されていた聖徳太子様の
掛軸があります」
聖徳太子さんは歴代のお坊さんにとっては、
憧れの存在なんやと思いながら、
座禅をひたすら続けた。
どれくらいが経ったであろう。
オムは目を完全に見開き、
座禅を終えて立ち上がった。
ヒーリングミュージックを聴きながら
座禅するのはとても心地が良いものである。
心身が癒されて、
気持ちがリフレッシュし、
明日からの仕事にまた励む原動力と
なりそうだ。
オムはお堂を後にし、
外の空気を吸うことにした。
その後、御影堂の方で親鸞さんに対して、
合掌し参拝を終えた。
お坊さんとの会話
掛軸の聖徳太子さんの年齢は
ココのお堂の詳しいお坊さんに質問して知ることができた。
その会話内容を紹介しよう。
御影堂の受付で年齢について質問してみると、
書籍を調査してもらい、13歳ということを
教えてもらった。
そこでさらに追加で質問をした。
オム「聖徳太子さんは年齢によって、重要な出来事が起こっていますが、例えば2歳の時に南無仏と唱えたと報告されていますが、13歳の時は何があったのでしょうか?」
と聞いてみると、
お坊さん
「なるほど、調べますので、しばらくこちらへ待っていて下さい」
っと言われ、事務所の中に案内された。
なんと事務所の中はヒーターが設置されていたのだ。
おー!リップ待遇ではないか😊
オム内心『もしかして仏教について素人ではないと思われちゃった感じかな?ほんとは素人だけどw』
前項の通り、用明天皇が仏教に帰依した時であったが、実は聖徳太子さんは天皇なので、その当時の用明天皇の考え方に強く影響を受けているとのことであった。
さらに神様と仏様の話に話題が発展していった。
木や岩などに姿形を変えて、
そこに宿る神々を日本人は崇拝していたが、
仏教も考え方は近いようである。
本地垂迹(ほんじすいじゃく)という、
仏様も姿形を変えて存在しているといった、
深い内容まで教えてもらった。
最後にお坊さんはこのように言った
「私も勉強になりました」
オムより年上の方なのに、
なんて謙虚な方であろう。びっくりしたわ。
歴史の知識が深まった分、
教養が深まり、
ご利益をたっぷり頂くことができたのだ😊わーい
難しい話で頭をフル回転させた後は、
遠くの景色を眺めて、気分転換しよかぁ。
京都タワーってロウソクに見えへん?
御影堂を出てすぐ右を見ると、
遠くの方で京都タワーが見える⬇️図20
夜になれば発光し、
その姿はまるでロウソクのようである⬇️図21_1
それでは比較してみよう⬇️図21_2
何となくロウソクと似てる箇所が多くない?
実際にロウソクの火を見てみると、
明かりの役割だけでなく、
心が落ち着いたりして、
不思議な存在やんな。
古来からロウソクって使われててさ、
不思議な存在なだけに、
祭り事や宗教的にも活用されているよね。
仏教ではどんな風に活用されているんだろう。
ロウソクの小さな灯火のように
ちょこっとだけ追記しておくね。
ろうそくは、暗い道を照らす光(物事の姿を照らし出しはっきりと見えるようにする光)であり、仏様の知慧を象徴しています。〜省略〜 正しい知慧を身につければ、余計な諍いを起こすことなく人生を歩んでいくことができます。
コレをふまえた上で話をもどすと、
ロウソクのような京都タワーの灯は、
人々をサポートする存在ちゃうかな。
町をほのかに照らすことで、
京都の人達の心が温まり、
町を正しく活性化させていくんちゃうかと思うねん。
京都タワーの灯はこれからも人々に活力を与えて、
歴史に名を残していくやろなぁ。
また、商品を勧める場合でも、
店員はお客さんをサポートする
ロウソクのような存在に置き換えられるんちゃうかな。
迷っているお客さんの頭のモヤモヤを
正しい方向に導いていくのである。
このように姿、形を変えてもロウソクが象徴するものは同じであろう。
まさしく色即是空、空即是色である
そして数十年後には、
阿弥陀さんの光明に照らされている時がくるだろう。
それまで歩みを止めることなく、
共に日々精進していこっか。