背景
オムは最近になって『薬膳』に興味が出てきた。
薬膳とは、漢方の理論に基づいて体質や体調、季節などに合わせた食事を暮らしの中に取り入れることである。
老後も健康な生活を送るのに、若いうちから食生活に気を付けるようにした方が良いから、薬膳の知識を少しずつ勉強していこうね。
さて、今回は薬膳の素材の一つである『ナツメ』を販売しているお店と出会ったストーリーだ。
そのお店の紹介を通じて、ナツメの歴史や食文化について説明していくね。
某F East Bazaarとの出会い
今回、紹介するお店は塩やドライフルーツを販売している『某F East Bazaar』というお店である。
オムがこのお店に入ろうとした理由は、ターバンを巻いた店員さんにふと目が行ったのがキッカケだった。
店内は異国情緒溢れる雰囲気で、何を販売しているのか気になったので、店員さんに尋ねてみたよ。
塩やドライフルーツを販売しているようだ。そこでオムはある果物に目がいった・・・。
ナツメの紹介
それはナツメなのだ!沢山のドライフルーツの中で特にナツメはオムを引き寄せた。その果物が薬膳として使われる素材と知っていたので、店員さんに詳しく尋ねてみた!
おむ「これはナツメですか?」
店員「そうです。黒糖で味付けされており、一緒に入っているナッツと合いますよ。
修業の断食後に食することが多い素材で、栄養があるんです」
おむ「たしかインドのお釈迦様も断食していたので、ナツメを食べていたかもしれませんね」
店員「あ、そうかもしれませんね」
おむ「ナツメは薬膳の素材の一つらしいですよ」
店員「詳しいんですね」
おむ「ナツメは過去に薬膳セミナーというイベントで紹介されていたんです」
このような会話をしながら、ナツメの話だけでなく、店員さんの爽やかな笑顔に癒されたのだ!わーい( ^∀^)
店内の雰囲気
店内では、様々なフルーツを使用したジェラートを座って味わえるようだったので、おむはピスタチオのジェラートを注文して、店内へと突入―!
店内はカウンターテーブルのみで、その上には塩が入った容器が飾ってあり、白やピンクといった様々な色の塩を見て楽しめる状態であった。
おむは端っこの椅子に座ったところ、テーブルの隅の方にアラジンが出てくるような小ちゃなポットが置いてあることに気付いちゃった。
オムの観察力すごいっしょ( ^∀^)
ここのお店はアラビアをテーマにしたお店なのかな?と感じながら、おむはそのポットをしばらく撫でていると、注文していたジェラートを店員さんが持って来てくれた。
ジェラート登場
何と!ジェラートの上にはカシューナッツやクルミが突き刺さっていた。
口にすると、ジェラートの口溶けにナッツ類のコリっとした食感を味わえた!
言い換えると、口の中で食材のハーモニーが生まれたのだ!クルミとジェラートの濃厚なミルク感とがヒュージョン!そしてクルミルクが生まれた!
クルミルクって何やねーん!感激、衝撃、食撃だぁ(笑
アラビアの食文化
そして、最後に言っておきたいことはここのお店の特徴だ。
オムは興味本位にお店のパンフレットを見ると、メニューは全て砂糖を一切使用せずに、果実本来の糖分または椰子(やし)の花蜜で甘さを表現しているようだ。
それはこのお店がアラビアの食文化、つまりアラビアで誕生した氷や雪に果実やミルク、糖蜜を加えた「原初の氷や雪のお菓子」やその文化を再現しようという想いがあるからなんだってさ。
たしかに地域によって食文化の違いがあるんだけど、
特に印象にのこった点は伝統文化を他にも広めていくという点だ!
単に人気があるからとか、儲かるからという点ではなく、良い文化を次世代にも伝えていく気持ちはオムも見習いたいと思う。
そう思いながら、おむはジェラートをペロリ♪と食べ終わった。
接客で大事なこと
お店を出る瞬間さ、また店員さんがこちらを見ながら、「ありがとうございました」って見送ってくれた!わーい( ^∀^)
最初は笑顔から始まり、そして最後も笑顔で終わる。
これがこのお店のサービス業としての姿勢なんだろうね。
おむはこのお店にまた来たいって思った。
君も接客をする時があったら、愛想を大事にしてね。
まとめ
①ナツメは薬膳の素材であること。
②飲食店は食だけでなく、雰囲気も大事である。
③良い文化を伝承しよう