嵐の心で嵐山へゴー 2日目

渡月橋(2日目)カルチャー
渡月橋(2日目)
カテゴリー

2日目のスケジュール

2日目は晴れのち曇りであったが、
一昨日の雨から時が経ち、
桂川の濁りも薄くなってきた頃だろう。

オムは今度こそ、清らかな流れを見に行こうと
嵐山の方へ愛車を走らせた。

午前中は太陽の光を浴びながら
愛車を乗り回せることに
ルンルン気分であった♪

嵐山に行く途中(嵐電嵐山本線の太秦広隆寺駅付近)に広隆寺というお寺がある。
ココにも立ち寄る予定にしていた。
ランチは広隆寺に行く手前のスターバックス(スタバ)で済ませる計画を立てた⬇️

京都 山科区→スタバ(京都四条葛野大路店)→広隆寺→嵐山→温泉(さがの温泉 天山の湯)

スタバ 京都四条葛野大路店

愛車を山科から約一時間走らせるとスタバに到着した⬇️図1

図1)スターバックス京都四条葛野大路店

図1)スターバックス京都四条葛野大路店


ココのスタバは、
ドライブスルーサービス
駐輪場が整った店舗であった⬇️図2
図2)駐輪場

図2)駐輪場

ココの駐輪場は、
スタンドが設置されているので、
ロードバイクなどの駐輪に最適である⬇️図3

図3)自転車スタンド付き

図3)自転車スタンド付き

このスタンドは自転車8台分、設置されていたので、プライベートをスポーツバイクと一緒に過ごす方にとってはオススメである。

お店に入り、
ショーケース越しのスイーツを眺めて、
パンナコッタとコーヒーを注文した。

なんと!
このパンナコッタはミルクティー味で、
上に洋梨が乗っていた⬇️図4

図4)パンナコッタとコーヒー

図4)パンナコッタとコーヒー

口にすると、
ミルクティーの深い味わいと
しっとりなめらかな食感がお口の中に広がり、
モグモグしながら、この後向かう
広隆寺のことを考え始めた。

そこのお寺には弥勒菩薩さんが祀られており、
こんなお姿をされている⬇️図5

図5)弥勒菩薩さん

図5)弥勒菩薩さん

座りながら、この世をどのようにして
救おうか考えている姿と言われている。

この姿勢に対して、
パンナコッタを味わうオムは、
ある経典の教えと重なったのであった!

経典『ダンマパダ』というお釈迦様の教えに近い経典がある。
その一部にはこう記されている
⬇️

『悪しきことをなさず善いことを行ない、自己の心を浄めること、これが仏の教えである』

『罵らず、そこなわず、戒律を守り、食事に関して適当な量を知り、淋しいところにひとり臥し、坐し、心に関することにつとめはげむこと、これがブッダの教えである』

この教えは、
仏教とは何か?という
その根本を表す内容と言われている。

もしかすると、弥勒菩薩様の姿勢は
まさしく仏教の教えを示しているのではなかろうか?

このことに気付いた瞬間、
ダンマパダの教え
パンナコッタの味が調和していき、
教えの内容を腹に落とすことができたのであった。

時間をみると、
11時半を過ぎていたので、
そろそろスタバを出ることにした。

広隆寺に到着

広隆寺は氏族である秦氏が
聖徳太子に命じられて建立した
京都最古の寺院である⬇️図6

図6)広隆寺_門

図6)広隆寺_門


門には門番をしている
仁王さんが待ち構えていた⬇️図7
図7)仁王さん

図7)仁王さん


オムは怪しい者ではないことを示すため、
御朱印帳をお見せして、お寺の中へ通らしてもらった。

境内に入ると歩道を中心に、
木と空がほぼ対称的、
いわゆるシンメトリーに近い空間が広がっていた⬇️図8

図8)広隆寺の境内

図8)広隆寺の境内

お寺や仏様の配置は、
基本的に対称的であり、
安定感や厳格な雰囲気を表していることが
特徴である。

そのことが、境内全般にも見られたのは、
驚くべきことであった!

驚くことは他にもあり、
ココには、あの有名な
国宝の弥勒菩薩さんが祀られているのだ。

その仏様は須弥山(しゅみせん)
兜率天(とそつてん)という所で
修行されている。

前節で説明したように、
この世をいかにして救おうかと考えておられる
魅力的な仏様なのだ。

その期間はなんと!56億7000年と言われており、
とっても長い期間に及ぶのだ。

この仏様の覚え方として、
『ゴロナ(567)間を修行する仏様』と
覚えよう。

一方、今、世界中の人たちは
コロナと向き合い、
どのようにして、平安な日々を送れるかを
考えていると思うんだ。

このことは、『コロナ下を修行するオム達』と呼べるかもしれない。

コロナ下で修行するオム達、ゴロナ間を修行する仏様

このように対比して覚えておけば、
オム達と仏様は繋がっており、
弥勒菩薩さんのことがわかりやすくなると思うんだ。

実際のお姿は新霊宝殿に祀られているので、
そこにお参りをしにいった。

弥勒菩薩さんと対面したオム

新霊宝殿の受付でチケット(800円)を購入して、中へ通してもらい、
日本庭園を眺めながら新霊宝殿へと向かった⬇️図9

図9_1)新霊宝殿へと続く道1

図9_1)新霊宝殿へと続く道1


図9_2)新霊宝殿へと続く道2

図9_2)新霊宝殿へと続く道2


しばらく歩くと新霊宝殿に着いた。

ただし、残念なことに、
その建物の中は撮影禁止だったので、
実際の写真をのせれへんねん。
がっかりさせてしまったね。

弥勒菩薩さんの写真が
山門の前に掲示してあったので、
こちらを参考にしてね⬇️図10

図10)弥勒菩薩さんの表情

図10)弥勒菩薩さんの表情

弥勒菩薩さんの表情は
他の仏様に比べて、
口角が上がっており、
頬の膨らみも感じられ、
微笑んでいるようであった。

その表情から、
「諸行無常じゃ。そんなに自分を責めなくて良い良い」
と時間が解決してくれることを
オムに伝えているかのように感じた。

そのような大きな慈悲の心で
オムの心はしだいに穏やかになれた。

他の仏様にも参拝して、
新霊宝殿を後にした⬇️図11

図11)新霊宝殿を出た途中

図11)新霊宝殿を出た途中

聖徳太子を本尊とするお堂

次は太子堂に向かった⬇️図12

図12)太子堂

図12)太子堂


太子堂には聖徳太子が祀られている。
聖徳太子は諸説が多いので、
学者の方に解説はお任せすることにするね。

広隆寺の仏様からご利益を
たっぷり頂いたオムは、
渡月橋へと愛車を走らせることにした。

渡月橋へ

広隆寺を後にして、20分くらい走ると、
渡月橋に到着した。

さて、川の濁りはどうであろう?1日目と同じ場所から眺めてみた⬇️図13

図13_1)渡月橋(2日目)

図13_1)渡月橋(2日目)

何となく濁りが薄くなった気もするが、
ハッキリとしない感じである。

では、1日目と比較してみよう⬇️図13

図13_2)(左)2日目(右)1日目 

図13_2)(左)2日目(右)1日目 

川の落差は何となく違いがある感じだが、
決定的な差は濁り具合であった❗️

明らかに1日目の方が濁っている。

時間が経つことで、
川の様子の変化を
捉えることができたのだ。

それと同様に人の心も変化していく。

諸行無常

天候によって気分が左右されたり、
日々の人間関係などで気持ちが
変わっていくのである。

心が濁って苦しいなら、
抗わずにその気持ちに気付いていこう。

川の流れを下から上に押し戻そうとしたり、流れを止めようとすると多大なエネルギーが必要である。

心も同じように、
苦しい気持ちに抗うと、
さらに苦しさが増すのである。

龍のパワーで心の傷を覆い隠していた
一日目の自分は、偽りの自分であったのだ。

まずは苦しさを感じてみよう。

そして、
その心を清らかにする方法を考えよう。
この世を救う方法を考え続けている
弥勒菩薩さんのように、、、

しばらく時間の流れるままに、
身を任せた後、渡月橋を後にした。

さがの温泉 天山の湯

渡月橋から15分程度、愛車で走り、
さがの温泉 天山の湯という温泉で
まったりすることにした。

店内に入ると、
人気なのか、人がとても多かった。

体を流した後、
さっそく、サウナに入った。
そこで、弥勒菩薩さんの姿勢をしながら、
サウナの熱を浴びることにした⬇️図14

図14)オムのサウなう

図14)オムのサウなう

なぜその姿勢を試みたかと言うと、
サウナという過酷な状況は、
まさしく修行であるから、
菩薩さんと同じ姿勢をすることで、
より一層、修行に専念できると思ったからである。

サウナで汗を流した後、
風呂場のイスでこれまでを振り返ったのであった。

発端は始末書レベルのミスであった。
人が起こすミスのほとんどは人間関係が
関わっていると感じるのだ。

ふっと第三者の目線で見ると、
上司のこれまでの指導が
十分に吸収できていなかったことも
あり、オムは自責の念に駆られた。

上司からすると、
教育の成果が見られず、
ショックやったのかもしれない。

そんなことをイメージしてみると、
ふいに涙が出てきたのであった。

サウナの後なので、
汗が涙をカモフラージュしてくれている。

涙を流すのが苦手な人には
この方法はオススメである。

男だって泣きたい時はあるし、
泣ける場所を自分なりに見つけていこう。

汗も涙も流したオムはスッキリした気持ちで温泉を後にした。

この2日間で、
オムの心の傷は涙で洗い流され、
また1からスタートする糧となったのであった。

2日目まとめ

①経典「ダンマパダ」の教えに触れながら、パンナコッタを味わうと、より一層、内容が腹に落ちた。

②心の傷は龍のパワーで隠すのではなく、
涙で洗い流そう